薬剤に頼らずに木材の耐久性を高める加熱木材処理技術は、フィンランドの国策として開発されました。

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サーモウッドを5項目で説明いたします

サーモウッドは2001年にフィンランドで開発されました。

サーモウッドには多くの特長があります。
一般的な木材(製材品)は木表に反りますがサーモウッドは僅かですが木裏に反ります。加熱処理温度212℃のサーモウッドの耐久性は欧州規格(EN)のクラス2です。加熱処理方法を含めサーモウッドに関する重要な5項目を説明するコナーです。

サーモウッドには多くの特長があります

サーモウッドとはLinkIcon
サーモウッドの原材料には植林木が使用されますので、サーモウッドは自然にも人にも優しい外構木材です。
サーモウッドは耐久性だけではなく抜群の寸法安定性などの特長があります。「木裏に反る」のもサーモウッドの特長です。


サーモウッドの高温加熱処理について

加熱処理の目的LinkIcon
サーモウッド処理は「加圧水蒸気下高温加熱処理木材」として日本で紹介されました。建築物などで数百年使用された木材は耐久性が高く寸法安定性が良いことが知られています。サーモウッドの加熱処理は木材の経年変化を早めるための方法です。
左の写真はサーモウッドまたは製材後350年経過した木材の細胞写真です。


サーモウッド処理工程を5工程で説明(サーモウッドハンドブックは3工程で説明)

サーモウッドの加熱処理方法LinkIcon
木材にとって100℃を超える高温処理は過酷な状況です。欧州の乾燥材は室温70℃の乾燥釜内で数日間掛けて生産されます。従来の150℃加熱処理では窒素ガスなどの媒体が必要でしたが、150℃加熱では耐久性や寸法安定性は十分ではありませんでした。
サーモウッドは水蒸気と212℃の熱だけで生産されます。サーモウッドの加熱処理方法を5工程で説明いたします。


サーモウッドの耐久性はclass2(直接土に触れる使用はできない外構木材)

耐久性class2のサーモウッドLinkIcon
サーモウッドの耐久性は加熱処理温度により変わります。212℃で加熱処理されたサーモウッドの耐久性は欧州規格class2です。220℃で加熱処理しますとclass1の耐久性となりますが、class1のサーモウッドは基本的には生産されていません。
日本では木材の耐久性を非科学的な30年であるとか10年であるとかを記載したサイトが散見されますが、欧州では木材の耐久性は「用途に合った耐久性クラス」で説明します。土に接る用途では耐久性class1の木材(薬剤処理を含む)を使用し、土に触れない外構木材はclass2の木材を使用します。class3の木材は塗装するとclass2の木材として使用することができます。


サーモウッドの特筆すべき長所、それは『寸法安定性』と『木表使用』

寸法安定性LinkIcon
サーモウッドは寸法安定性が抜群に優れているため、施工後の曲がり・反り・割れなどの発生を軽減します。平衡含水率以下で生産されるサーモウッドは僅かですが木裏に反ります。このため、サーモウッドの施工では木表を見せる施工とし、サーモウッドメーカーも木表使用の加工とすべきです。残念ながらサーモウッドの木表使用に気付いているサーモウッドメーカーは少ないのが現状です。
このコーナーでは、「木材は十分乾燥したものを使用する」ことと、「寸法安定性の良い木材を使用する」ことが大切であることをご理解下さい。